『城』2347。かりにあの子が縉紳館へ行っていたとしても、わたしは、むろん、あの子の行動を是認したことでしょう。しかし、あの子がいかなかったのは、じつにりっぱなことでしたわ。☆彼女が大群の暈(死の入口)へ行ったとしても、もちろん辛うじて正当化したでしょう。でも、彼女が入らなかったのは正しいことでした。