そして青い橄欖の森見えない天の川の向ふにさめざめと光りながらだんだんうしろの方へ行ってしまひそこから流れて来るあやしい楽器の音ももう汽車のひゞきや風の音にすり耗らされてずうっとかすかになりました。


☆章(文章)が換(入れ替わること)を覧(よく見ると)真(まこと)が現れる。
 展(広く見渡す)千(たくさん)の考えの試みは法(仏の教え)の講(はなし)である。
 縷(細く連なる糸)のような記の絡(つながり)は、鬼(死者の魂)が隠れている記である。
 赦(罪や過ちを許すこと)に恩(人情をかけること)を望む。