四月も半ば過ぎ、月日の経つ早さに驚いている。
 一瞬の瞬きにも等しい人生かもしれない。欲も得もなく無に帰していく心構えでいるのに時としてざわつく胸のうちの鼓動、良くも悪くも生きて在る証拠なのだと肯定し、可否を問わずにやり過ごしている。

 それでも、外に出なくてはという思いは、強迫観念に近い。いろいろなイベントに眼を通しながら、こんな老体では無理かもしれないと躊躇してしまう。

「『大丈夫?』と声をかけられたら、退け時よ」と先輩から教えられている。

 ズシリと重い教訓が、行動のストッパーになっている。団体行動に甘えは禁物、誰かがどうかしてくれるなどと考えてはいけない、自分ができる範囲をしっかり把握していく。

 そういう瀬戸際だから、あんまり早く月日が経過し、どんどん年を重ねていく自分を図りかねている。

 四月の眩しさ・・・落花の哀れ・・・、わたしはどこにいるの、どこへ行こうとしているの?
 神様おしえて!!