『城』2141。官房がお城の一部だとしても、バルナバスが出入りを許されている部屋がそうでしょうか。彼はいろんな部屋に出入りしちます。けれども、それは、官房全体の一部分にすぎないのです。そこから先は柵がしてあり、柵のむこうには、さらにべつの部屋があるのです。☆秘書局が終末(死)の一部だとしても、バルナバス(生死の転換点)が入ることを許されている秘書局がそうでしょうか、それは一部にすぎないのです。そこから先は柵がしてあり、その先はまた他の秘書局があるのです。