二九   東京の二月のごとく見ゆるなり
     腐食質のぬかるみを
     あゆみよりしとき
     停車場のガラス窓にて
     わらひしものあり
     又みじかきマント着て
     税務属も入り来たれり


☆等(平等)の教えの辞(ことば)に付き、現われる譜(代々引きつづく)続きは悉(ことごとく)呈(外にあらわれた)赦(罪や過ちを許す)定(きまり)である。
 総て幽(死者の世界)の贅(不必要なもの)/驕り)を、無くし拭う新しい記である。