「いまどこにゐるんだ。」
「おまへのめがねで見るがいゝあすこだよ。麻ばたけの向ふ側さ。おれは眼鏡も何もすてて来たよ。」
 あたらしい蛙は遠めがねを出して見ました。


☆兼ねる真(本当)の講(話)がある。
 化(形、性質を変えて別のものになる)に頼り、縁(つながり)を推しはかると、現れる。