「そらあすこに一つ、あかしがあるよ。」ファゼーロがちょっと立ちどまって右手の草の中を指さしました。そこの草穂のかげに小さな小さなつめくさの花が青白くさびしさうにぽっと咲いていました。


☆逸(隠れている)律(きまり)は幽(死者の世界)の趣(考え)である。双(二つ)の注(意味を明らかにする)の詞(言葉)は双(二つ)を推しはかる。
 衝(重要な所)は照(普く光があたる=平等)であり、化(教え導く)章(文章)を吐く(言っている)詐(つくりごと)である。