それから私は、鏡に映ってゐる海の中のやうな、青い室の黒く透明なガラス戸の向ふで、赤い昔の印度を偲ばせるやうな火が燃やされてゐるのを見ました。一人のアーティストが、そこでしきりに薪を入れてゐたのです。


☆教(神仏の教え)は、永(いつまでも続く)。
 誨(教えを諭す)ことを注(書き記す)。
 照(普く光があたる=平等)を質(問いただす)ことを告げ、等(平等)の妙(はかりしれない)巨(大きさ)を考える。
 釈(意味を解き明かす)は責(為すべき努め)である。
 因(事の起こり/物事が生じる原因)の途(もちすじ)を詞(おとば)により化(形、性質を変えて別のものになる)の念(考え)で現わす逸(隠れた)図りごとは真(まこと)に新しい。