これなら、今夜よく寝んで、あしたは大学のあの地下になった標本室で向ふの助手といちにち暮らしても大丈夫だと思って気もちよく青い植木鉢や、アーティストの白い指の動くのや、チャキチャキ鳴る鋏の影をながめて居りました。


☆金(尊い)也(かな)、真の態(ありさま)を学び知(心に感じること)を解(さとる)は。
 表すのは、翻(形を変えてうつす)の質(内容)の講(はなし)である。
 叙べる趣(志すところ)の簿(ノート)には、題(テーマ)の状(ありさま)が普く詞(ことば)により記されている。
 衝(重要なところ)である蝕(〔天〕食/死の入り口)を黙している。
 導かれる冥(あの世)の教(神仏のおしえ)を映(うつす)意(考え)である。