クラムは、はるか遠いところにいた。お内儀は、かつてクラムを鷲になぞらえたことがあった、Kは、そのときは滑稽におもったが、いまはもうそうおもえなかった。考えれば、クラムという人物は、遠くかけはなれたところにいて、その住居をおそうことができないし、Kはまだ一度も聞いたことがないが、もしかして叫び声をあげるとこ以外はだまったままでいるのかもしれない。

 叫ぶ/schreien→schlafen/眠る。
 鷲/adler→Odland/荒地。

☆クラム(氏族)は、はるか遠くに存在していた。お内儀(言葉)はクラム(氏族)を先祖の荒地に比較したことがあった。
 Kは復讐と思ったが、今はそう思えなかった。考えると、遠くかけはなれたところにいて、攻略できないほど堅固な住まいでひょとしたら眠る(永眠)以外は、決して聞いたことはないが黙ったままなのかもしれなかった。