わたくしたちは二人、モリーオの市の方のぼんやり明るいのを目あてにつめくさのあかりのなかを急ぎました。そのとき青く二十日の月が黒い横雲の上からしづかにのぼってきました。


☆弐(二つ)の図りごと、詞(言葉)の法(やり方)の妙(不思議)を黙っている杞憂。
 章(文章)の字は、自由に化(形、性質を変えて別のものになる)を合わせていることを告ぐ。
 往(人が死ぬこと)の運/めぐりあわせを、常としている。