「うん、ふくろふにさ。それはね、僕もっと小さいとき、それはもうこんなに小さいときなんだ、野原に出たらう。すると遠くで誰だか食べた、誰だか食べた、といふものがあったんだ。それがふくろふだったのよ。僕ばかな小さいときだから、ずんずん行ったんだ。そして林の中へはひってみちがわからなくなって泣いた。それからいつでもお母さんさう云ったんだ。」


☆睦(仲むつまじい)笑いの夜に現われると推しはかられる。
 縁(つながり)を推しはかり続ける、推しはかることの自記である。
 朴(ありのまま)の章(文章)は、倫(人の行うべき道)を重んじる。
 それを求める簿(ノート)には薀(奥義)がある。