痒い、見ると大きく幅広に広がって赤く水疱状。

 これが噂の帯状疱疹!

 即、近所のクリニックに。

「全然違いますね」
「はぁ・・・」
「これはアレルギー、まぁ蕁麻疹です。何か青魚を食べましたか?」

 そういえば、刺身用のイワシを買ってきて、三枚に下ろしたけど、食欲がなく、食後塩漬けにして、酢で洗った。
 いつもなら、即調理するのにあの日に限って気が進まず、遅れ遅れの・・・。
 翌日に一枚、それから二枚・・・そうして昨夜は(もったいない)とばかり、三枚・・・だから発疹が少しづつ出て昨朝はもう痒くてたまらずクリニックに飛び込んだというわけだった。


 AさんもBさんもやった帯状疱疹、話に聞くばかりだったけど、わたしも仲間入りとばかり思ったら、ただの蕁麻疹。

 薬局でもらった薬を服用すると、瞬く間に発疹が消えていき、ただただ眠りの世界に・・・。


《ああ、治ったんだ》
 
 しめ鯖(自家調理)で二度ほど救急のお世話になっている。青魚の生食は危ない。
「生命を落す人もいますからね」と、医者。
「簡単に逝けるなら、それもいいです」と、わたし。
「相当ひどく苦しむそうですよ」と、医者。

 とりあえず完治の今朝のわたし・・・(なあんだ)という気分。