わたくしはすぐ宿直といふ名前で月賦で買った小さな蓄音機と二十枚ばかりのレコードを持ってその番小屋にひとり住むことになりました。

 宿直はシュク・ジキと読んで、宿、自記。
 名前はミョウ・ゼンと読んで、妙、全。
 月賦はガツ・フと読んで、合、二。
 買ったはバイと読んで、媒。
 小さなはショウと読んで、衝。
 蓄音機はチク・イン・キと読んで、築、陰、記。
 二十枚はジ・トウ・マイと読んで、字、読、毎。
 持ってはジと読んで、字。
 番小屋はバン・ショウ・ヤと読んで、万、照、也。
 住むはジュウと読んで、自由。
 
☆宿(以前からの)の自記と妙(不思議)の全てを合わせ、二つの媒(仲立ちをさせる)。
 衝(重要なこと)を築く陰の記は、字を読み、毎(そのたびに)万(すべて)の字を照らしあわせる也、自由に。