「ふう、変な曲だなあ。よし、さあ弾くぞ。おまへは小太鼓を叩くのか。」ゴーシュは狸の子がどうするのかと思ってちらちらそっちを見ながら弾きはじめました。

 変はヘンと読んで、片。
 曲はキョクと読んで、極。
 弾くハダンと読んで、談。
 小太鼓はコ・タイ・コと読んで、ショウ・タイ・コと読んで、照、対、己。
 叩くはコウと読んで、講。
 狸はリと読んで、理。
 子はシと読んで、試。
 思ってはシと読んで、旨。
 見ながらはゲンと読んで、現。
 弾きはじめましたはダンと読んで、談。

☆片(二つの分けたものの一つ)の極みの談(話)は照(照らし合わせる)と、対(二つで一組になるもの)になる。
 己(わたくし)の講(話)は理(物事の筋道)の試みであり、旨(考え)が現われる談(話)である。