歯医者に初めてかかったのは22才のとき、最近まで看板はあったけれど、今は・・・。それから転居のたびにあちこち、A歯科、B歯科、C歯科。何の配慮も不要な患者であればどこでもどの先生でもかまわないという呑気さで至近の歯医者で治療している。
たいていは虫歯部分を除去し銀歯を被せる作業に留まっているので二回の通院で完了、その繰り返しである。今回は二年ぶり、
「隣接している歯も虫歯になっているので少し削ります。ではその前に麻酔を・・・」
麻酔・・・この注射をするようになってからは、歯医者も患者も楽チン。あの工事中のような轟音さえ我慢すれば何の事もなく終了する。脂汗を流した思い出は遠い昔、年をとっても衰弱してもこれなら耐えられるというもの。
歯は大事、この年になるとつくづく実感する。
夫などは、何を食べても恐々としていて、イカタコは噛めないし、きんぴら等の野菜類にまで「やわらかくなるまで」と注文をつけている。だから我家ではスパゲッティは年間を通しても皆無、うどん状態にまでと言われては・・・ああ、これからは病人食と覚悟しなくては。
(それでも、「こうして自分の口で食べれるって幸せだね」なんて会話をするようになる日も遠くない老夫婦である)
8020・・・この目標を是非達成したいけど、歩行困難の未来に、歯ばかり丈夫なおばあさんはどうでしょう?
「楢山節考」のなかに、曾孫まで生まれた老女が自分の丈夫な歯をのろって石をぶつけて欠くシーンがあった。いつまでも歯が丈夫な老女は恥ずべき存在だったのだろうか・・・。
たいていは虫歯部分を除去し銀歯を被せる作業に留まっているので二回の通院で完了、その繰り返しである。今回は二年ぶり、
「隣接している歯も虫歯になっているので少し削ります。ではその前に麻酔を・・・」
麻酔・・・この注射をするようになってからは、歯医者も患者も楽チン。あの工事中のような轟音さえ我慢すれば何の事もなく終了する。脂汗を流した思い出は遠い昔、年をとっても衰弱してもこれなら耐えられるというもの。
歯は大事、この年になるとつくづく実感する。
夫などは、何を食べても恐々としていて、イカタコは噛めないし、きんぴら等の野菜類にまで「やわらかくなるまで」と注文をつけている。だから我家ではスパゲッティは年間を通しても皆無、うどん状態にまでと言われては・・・ああ、これからは病人食と覚悟しなくては。
(それでも、「こうして自分の口で食べれるって幸せだね」なんて会話をするようになる日も遠くない老夫婦である)
8020・・・この目標を是非達成したいけど、歩行困難の未来に、歯ばかり丈夫なおばあさんはどうでしょう?
「楢山節考」のなかに、曾孫まで生まれた老女が自分の丈夫な歯をのろって石をぶつけて欠くシーンがあった。いつまでも歯が丈夫な老女は恥ずべき存在だったのだろうか・・・。