昭和の時代の保険満期、嬉しい利息が付いている。
 三年前には布団を打ち直し、全て新しく仕立て直した。今回は何に使おうかと・・・。

 思うに調理器具は全て安物、いまでは古びて薄汚く、物淋しい限り。(そうだ、これを一新しよう!)

 フライパンは例のダイヤモンドコートに。(でも、「同じよ、古くなれば。今では油を引いて使っているわ」との複数意見)
 フライパンは適宜買い換えるものと思えば普通のフッ素加工レベルでもいいかもしれない。

 
 老いて物淋しい老女の台所、劣化した調理器具はお似合い? 一緒に年を重ね、使い込んだ調理器具には思い出がしみこんでいて捨てがたい。
 けれど、敢えて・・・否、否。

 まるで新婚家庭のように新しい調理器具が並んだ光景を思い浮かべてみると、それも(悪くないな)と思う。


 ただ、現実に重い物はちょっと・・・。ジャムを煮たりするときに使用するだけの琺瑯鍋などは覚悟して持っているけれど、朝晩の使用には控えたい。


(今使えるものを使う、それでいいじゃないか)
(・・・)

《どうしよう》小さな悩みに明け暮れている。