なぜならわたしたちは雪の中の木の幹のようなものだから、それは滑らかに雪の上に載っているように見える。ほんの一突きで押しのけることもできるだろう。いや、そうはいかない、木の幹は大地にと固く結びついているのだから。しかし見たまえ、それすらもそう見えるにすぎない。

 木々/Baum→Barme/泡。
 幹/Stamme・・・人種。
 雪/Schnee→Schnurre/馬鹿話。
 滑らか/glatt→Grat/困難。
 ほんの/kleinen→Klan/氏族。
 固く/fest→vast/荒涼とした。

☆なぜならわたしたちは馬鹿話のなかの泡のような人種なのだから。それは困難と格闘しているようにみえる。氏族の憤りは人としての岐路でもある。否、そうではない。泡のような人種は荒地に結び付けられている。しかし、それは、ただそう見えるだけにすぎない。