「あ、やられた。塩だ。畜生。」となめくぢが云ひました。
 蛙はそれを聞くと、むっくり起きあがってあぐらをかいて、かばんのやうな大きな口を一ぱいにあけて笑ひました。そしてなめくぢにおじぎをして云ひました。

☆怨みを逐(おいはらう)精(精神)の薀(奥義)。
 吾(わたくし)の文は鬼(死者の魂)が題(テーマ)の講(はなし)である。
 溢れる照(あまねく光があたる=平等)の運(めぐりあわせ)である。