「なめくぢさん。何だか足が溶けたやうですよ。」ととかげはおどろいて云ひました。
「ハッハハ。なあに。それほどぢゃありません。ハッハハ。」となめくぢはやはりもがもが答へました。
「なめくぢさん。からだが半分とけたやうですよ。もうよして下さい。」ととかげは泣き声を出しました。
「ハッハハ。なあにそれほどぢゃありません。ほんのも少しです。ハッハハ。」となめくぢが云ひました。

☆化(形、性質を変えて別のものになる)の則(きまり)、陽(太陽)になる運(めぐりあわせ)は等(平等)である。
 化(教え導くこと)の熱(夢中になる、ひたむき)の真(まこと)は拝(神仏などを拝む)の薀(奥義)である。