二人はしばらくだまったまゝ相手がほんたうにどう思ってゐるか探るやうに顔を見合わせたまゝ立ちました。
 風はまだ止まず、窓がらすは雨つぶのために曇りながらまたがたがた鳴りました。

☆普く神である。
 総ての衆(人々)の死は、譚(物語)としての願いであり、幻である。
 業(身、口、意による善悪すべての行為)の律(物事の基準になる決まり)。

 普く双(二つ)の有(物語としての存在)があり、運(めぐり合わせ)は命(天の定め)である。