
昨日の博物館主催の植物観察会では、学芸員と大前先生が案内して下さった。足が鈍いわたし、気をつけていてもついつい遅れ勝ちの傾向。大概は大前先生が後ろのほうから助言説明の任に当たることが多いので、耳を傾けていると、知識の豊富さに驚く事がある。つまり解説が丁寧で分かりやすく・・・講習生と同じ目線でごく謙虚に話してくださる、上品である所以。
すべての学術分野には探究心を支える根気と忍耐が不可欠、それは植物に関しても同じ事。よく歩き、よく観察した年月が口を開けば自ずと判明する。
歩くことが目標、ついでに植物の観察も出来るという安易な理由で参加しているわたし。
大きく教えられることがあり、やはり、心して外へ出ることの大切さに背を押されている。
同行のメンバーにも観察に熱意を持った方がいて、《カゲロウラン(蜻蛉蘭)》に、五、六年ほど前に遭遇し大感動、大感激したとのこと。帰宅後すぐにネットで調べたり友人に問い合わせて「カゲロウラン」だとはっきり確認したらしい。
(みんなすごいな!)
マテバシイの林の下にはコクランなどがひっそり生息している。(ちなみにカゲロウランは十年ほど前に三浦半島の地に北上して来たらしい。絶滅危惧種であり、薄暗い林床に自生)
三浦半島の山は低くて歩きやすく楽しい。そしてワクワクの発見が待っている!(わたしの場合、感動のおこぼれを頂く感じだけど、それでも嬉しい)