人が完全なまま死を迎えることは極めて稀である。芽を出した植物が花なり実をつけた後に枯れて朽ちていくように、生老病死かくあって消えていく生命である。

 そんな当たり前なことを「まさか」と高をくくっている日常の不遜。身体に支障が出て初めて「ああ」という思いに到る。


 身体が物であることを忘れて、メンテナンスを怠ったわたし。65年の疲労物質が今ここに、この膝に出たのだと思えば納得がいく。まだ回復の余地がある・・・否!
 心中のせめぎ合い・・・壊れかけた自分を受け入れ、小康状態を由とする柔軟性こそ大切かもしれない。

 理の当然を生きているわたし。