年を取る・・・老齢、高齢の域に入る。
 ただ単に、年を重ねていくということではない。

 自然の理(ことわり)。
 成長し、成熟し・・・枯れていくという事実に気付かされる昨今。
 昨日と今日に差異はない。去年と今年には多少の差異がある。十年を遡ればそれなりの差異に気付かされる。

 物理的変化とでも呼ぶべきものは確実にわたしを変えていく。気骨、気概などという暗示に似た励ましは通用しがたい状況になっている。
 無理を通せば破壊に拍車がかかるばかり・・・形状記憶はすでに崩壊し、曲げれば折れる、走れば転ぶ。

 わたしの陰鬱・・・気難しいのではない、単に身体のあちこちに支障が出て、その対処方法を考えているだけなのである。


 病院に行き、自分の今をはっきり認識すべきを怖れている小心者のわたし。ああ、元気なような・・元気でないような・・・。