風が来ると、芒の穂は細い沢山の手を一ぱいのばして、忙しく振って、
「あ、西さん、あ、東さん。あ西さん。あ南さん。あ、西さん。」なんて云ってゐる様でした。
 
 沢山はサワ・サンと読んで、多、燦。

☆普く雷(神なり)。
 茫(遠くてはっきりしない)を推しはかっている。
 済/すくわれた多くの燦/きらきらひかる衆(人々)が溢れている。
 亡/死ぬと、神になる。

 生(いのち)は等しいが、逝(人が死ぬこと)は、難(苦しみ)である。
 星の運(めぐりあわせ)は、遥/はるか遠くさまよっている。