『風の又三郎』219。すゝきが、ざわざわざわっと鳴り、向ふの方は底知れずの谷のやうに、霧の中に消えてゐるではありませんか。☆冥(あの世、死後の世界)という考えを包む体(ありさま)の千(さまざま、たくさん)を告げる。 夢(空想)の宙(宇宙、世界)を招/まねきよせている。