「あの人のだらしなさのおかげにすぎないのです」お内儀は、もう一度叫んで、人さし指をKにむかって突きたてた。

 だらしなさ/Nachlassigkeit→Nachen rassig/小舟、人種(氏族、先祖)
 おかげ/verdanken→verdecken/隠蔽する。
 もう一度/nochmals→noch Mals/まだ、傷痕。
 叫んで/rief→lief(laufen)/通じる、継続する。
 人さし指/zeigefinger→zeiger fing/指示者、捕える。
 
☆「人種(氏族、先祖)の小舟だということを、隠蔽しているのです」お内儀(言葉)はまだ傷痕を継続していて、Kにむかって指示者を捕えるために探りをいれた。