入退院を繰り返していたEさん、一昨日も退院して来たと思ったら数日のうちに救急車・・・。
 消防車も来ていた様子。

 昨夕、息子さんから聞いた話では、「母は救急車を呼んだときには既に心肺停止状態だったのです、だから・・・」
「だからもうお陀仏です」と両の手を合わせて亡くなったことを報せた。

 幾日も風呂にも入っていないのか、酒臭さもあって長く話を聞いていられないほどの息子。(五十を出たオジサンだけど)
 


 数年前に転居してきた母子。(老母と中年の息子)
「農家の主婦が売りに来る野菜を買ってください。以前住んでいたところのご近所さんなんです」とEさんから頼まれ、以来親しくしている野菜売りのHさんとの立ち話に、Eさんの息子がEさん逝去の報告もあって玄関から表れたけど、近所で親しくしている人もいないので、それらしい様子を察知しても誰も出てくることは無かった。


「亡くなったの・・・」
「よく頼んでいる葬儀屋さんが他と重なったので○○葬儀に頼みました」
「よく?」(そんなに度々?)

「はい、妹に続いて父も・・・そうして今度は母ですから」
「!!!」

 市内では名の知れた店の分家・・・訪れる人もないように見えた母と子の暮らし。
 八十才に近いお年・・・女学校にも通い運転免許も取得、お元気だった頃の快活ぶりは話の端々に垣間見えたけど・・・ままならない息子さんとの暮らし。


《どうか、ご無事にあの世にたどり着けますように》と、祈らずにはいられなかった。

 合掌!