七宝焼きのサークルが発足したのは昭和の時代・・・あれから四半世紀。
「もうすぐ四十才になるの」と、年齢を悲観していたのも笑止・・・今では六十も半ば。

 月日が経つのは驚き呆れるほどに早い。
 サークルの仲間みんなが等しく年を重ねて話題は健康維持対策・・・あのサプリ、このサプリ。

 予定には通院などが書き込まれるようになって、サークルの実施日も誰かしらの欠席がある。
 講師も八十半ば・・・。

 そう長くは続かないであろう予感をみんなが抱いている。
 でもみんなが会の存続を希望している。「月イチくらいで会いたいわね」という一致した意見。


 七宝焼きそのものには執着がない。イヤリングは耳が痛いし、ネックレスは留め金の取り外しに困難をきたしているし、指輪もうっとおしい・・・(ブローチも新聞紙の花のほうが軽くてよほど効果的)

「みんな作ったもの、どうしているの?」誰に聞くともなく出る質問に誰ともなく失笑。
「箱に収めて溜まっていくばかり」という嘆き。
「同窓会で配って来たわ」という人も。

 元気で毎月会えるということが嬉しいサークル活動・・・最近はサークル後の食事会のほうが楽しみになっている。