にもかかわらず、昼間の光のなかでの経験からわかったことだが、この糸毬は、始末のわるいことには、きわめて注意ぶかい観察者であって、たえずKのほうをじっと注視しているのであった。

 昼間の光/Tageslicht→tagen rictig/理解する、正しく。
 経験/Erfahrung→Erhorung(願いを)聞き届けること。
 糸毬/Knauel→Canaille/悪漢。
 

☆にもかかわらず正しく理解するには(願いを)聞き届けること、この悪漢は残念ながらきわめて注意深い観察者であってたえずKのほうに入り込んでくるのであった。