すると又三郎は国語の本をちゃんと机にのせて困ったやうにしてこれを見てゐましたがかよがたうとうぼろぼろ涙をこぼしたのを見るとだまって右手に持ってゐた半分ばかりになった鉛筆を佐太郎の眼の前の机に置きました。

☆幽(死者の世界)の太陽は告げる。
 悟りに反する鬼の魂が現われるときその類(なかま)には厳しいと。
 幽(死者の世界)の衆は事(できごと)を、判(可否をさだめる)、憤(いきどおり)や怨(うらみ)など。
 必ずや月の願い(祈り)で棄てられる質(中身、性質)である。