KU氏のお別れ会・・・。
 
 なるほどね、こういう形もあったのね。感服しました。
 生前「僕の家の近所では去年だけでも三人亡くなっているらしいんだけど僕は一つも知らないんだよ。つまり、密葬ってやり方らしいんだな」とつぶやいていたことがある。

 500万円もかけてお墓を造ったKU氏、お金に不自由はなかった由。
 けれど、坊さんは呼ばず、お経もなし、戒名もなし・・・。KU氏の考えた弔いは美しい花々に彩られた祭壇と趣味を究めた絵画や作歌、百本以上もこしらえたという杖の一端を展示した会場。
 葬式などという名を払拭、「お別れの会」とし、若くして5段を得たという弓道の写真などが飾られていた。

 カトレア、欄、百合、桔梗・・・豪華な花々に彩られた中央にKU氏の遺影。
 クラシック音楽が流れる音楽葬・・・。

 6000首あまりも詠んだという歌は墓碑にも刻まれている。

 86才・・・堂々のお別れの会となった。
 KU氏の潔くも美しいお別れ・・・しっかりこの胸に受け止めました。

「ありがとうごだいました。そして、さようなら」