「来たぞ」と一郎が思はず下に居る嘉助へ叫ぼうとしてゐますと早くも又三郎はどてをぐるっとまはってどんどん正門を入って来ると

 正門はショウ・モンと読んで、消・悶。
 来るはキと読んで、鬼(死者の魂)
 入るはニュウと読んで、新。

☆「鬼/死者の魂」、宇宙的存在は、死を化(形、性質を変えて別のものにする)にする拠/よりどころ。
 嘉助(火星の化身)も共に送(見送る)
 幽(死者の世界)の太陽は新しい鬼(死者の魂)の苦しみを消す。(ここは文章の意味が前後するけれど、おおよそこういうことを言っている)