『風の又三郎』16。 この物語は、六年生の一郎の眼によるところが大きい。高田三郎(風の又三郎)は、見られる者である。 六年生は六(ム)と読んで、無。 在るけど、風のように消えてしまう「無」の世界を描いている話。 六年生の一郎は、一(uni→univers)宇宙的な存在の化身だという捉え方をしてもいいと思う。