不幸を絵に描いたようなわたしなのに、
「人生はみんな平等に出来ていると思うわ、どこかで辻褄が合うようになっていると思うの」と呑気な発言をしたことがある。

 そのとき、Aさんは、
「わたしはそうは思わない」と淋しく答えた。
 いろんなことがあって・・・そして52才で他界してしまった。
 うそ、うそでしょ!彼女の死を受け入れがたく思った日、あれからもう十年近い月日。

 まだ生きているわたし・・・。

 どんな半端な仕事でも、業界が活気付いているときはいいけれど、一たび不況の風にやられたら、傾くどころか跡形もなく消えていく現場を目にして、不幸が吹き溜まっているようだと感じたことがある。
 身を粉にして働いても自転車操業・・・負債が増えていく。

《なんとかなるだろう》
 
 どうにもならないで・・・夜逃げして突然消えたG製版、M製版、二度もつぶれたK製版・・・職を失ったわたしの末路。(でも、まだ仕事を続けていたら、少しの収入に満足してブログなんてやっていなかったと思う)

 同じ仕事をしていた外注仲間、何の連絡網もなかったなんて・・・何の基盤もない放浪者のような浮き草だったのかなぁ。