ところが、この一家のような見せかけの助け手ときたら、くだらぬ見かけだおしのおかげで、城ではなしに、自分の家に連れこみ、みずから意図しているかいないかはとにかく、Kを本来の目標から逸脱させ、彼の力をつぶしてしまう役割しかはたさないのだ。

 見せかけ/scheinbar→schein bar/光、barは小熊座を暗示、北極星の至近を常に回り、門番としての暗黙の設定。
 一家/Familie→Fimmel/気遣いぢみた考え(荒唐無稽な考え)
 おかげで/dannk→Denken/思考する、意図。
 力/Krafte→klaffen/大きく口を開けている。
 役割/arbeiteten→alibi/不在証明。

☆この光の門番の助けによって、終末(本当の死)の代わりに、先祖の意思を得、門番という仮想の(荒唐無稽の)考えのおかげで、意図しているかいないかはとにかく、大きな口を開けて自身を破壊し、不在証明にしてしまうのだ。