四十年近く、エプロンとの縁は切れない。
 きれい好きというのではなく、むしろその反対かもしれない。
 無頓着ゆえに、汚してしまう。

 汚さないように毅然と家事をこなすという姿勢に欠けている。いつも何か、心ここに在らずの浮ついた気持ちでいるから。

 それでも少しは気を使って、元気のないときには「黄色/レモンイエロー」のエプロンをと、お気に入りの生地を10メーターも買って何枚も手作りしたこともある。
 手作りのエプロン・・・そう、軽く百枚を越えるほど作ったけど、今残っているのは数枚。
 ある日、廉価のエプロンに負け、既製品に頼る昨今ではあるけれど・・・。

 考えてみると、わたしの人生は《エプロンと共にある》といって過言ではないかもしれない。