この男の自由のきかない、のろのろとしか動かない足を使ってというよりも、手さぐりするような格好で両手を動かしてまえに進んでいるありさまだし、胸に両手を組み合わせた母親のほうは、ふとりすぎているので、ほんのよちよちしか歩けない。

 自由のきかない/steif→staub/ちり、ほこり、人間。
 のろのろと/longsam→Ringsam/円環状の中心。
 足/Beine→bahn/道。
 胸/Brust→Braust/とどろく。
 手/Handen→Haunt/生命、人、者。
(手探り)gefalteten→gewaltigen/取り除く。
 母親/Mutter→Mitt/中心。
 わずかに/winzzigsten→wegeniner/覆い(袋)。
 歩み/Schritte→Schrift・文字。
 
☆人間(ちり、ほこりのような)の道は、円環状の中心というよりも人(生命)を取り除くためで、とどろく中心の方は覆いのために文字が書けなかった。