♪身をたて名をあげ やよ励めよ 今こそ別れめ いざ さら~ば♪

 そうだ、この歌は「仰げば尊し」
 毎年三月に歌う。あんなに繰り返し歌ったのに、定かでなかったわたしの記憶。

 小学校高学年のときの女教師・・・わたしが意地悪をされて泣いた時、甘える気持ちもあってその教師に近づいた。
 教師はわたしを一瞥し「泣いてちゃ、分からないでしょ」とただ一言。
 
 同じクラスにA君という器量も成績も抜群の男の子が居て、憎からず思っていたところ、席が隣どおしになった。
 テスト実施の際、その女教師は、A君に囁いた(わたしに聞こえるように)
「隣に見せちゃ駄目ですよ」と。
(見るわけないでしょ!)・・・わたしは悲しかった。

♪仰げば尊し~わが師の恩~教えの庭にも早幾年~♪

 心から実感を持って歌うことが難しい歌だった。