電話が鳴った。
「通帳が見つからないから再発行してもらうのだけど・・・」90才のKさんからである。
翌日バッタリ会ったので事情を聞くと、「最近、部屋が物色されている」といい、「通帳は然るべきところにいつも置いてるのにどこを捜してもないので困っている」という。
「で、郵便局では何て?」
「『今年二度目ですから、もう一度良く探してみてください』って」
「そう・・・二度目なの・・。」
「それでね、昨日郵便局から帰ったら、失くしたはずの前の古い通帳が部屋に放っぽってあるんだよ、おかしいね。お姉さんが来るとそうなんだ」と、Kさん。
なんとなく想像がつく。お姉さん・・・息子の彼女の仕業。気がいい息子さんは彼女の言うなり。ただ、Kさんが前の彼女の仕打ちのひどさに《遊びに来るのは構わないけど家にだけは入れてくれるな》と懇願している模様。
それが気に入らないのか、お金に不足があってやっているのか・・・とにかく、これは犯罪だ。
とはいえ、赤の他人が介入できない出来事。
「困ったね」
「わたしはボケてなんかいられないよ」と、Kさん。
「わたしの部屋になんか入らないはずのお姉さんが『ばぁちゃんは何であんなにたくさん袋をぶら下げているんだ』って怒っていたよ、変だろう?」と、同意を求められ、小さく肯いた。
「でも、通帳が無いって言ったら、息子が珍しく小遣いくれたよ」と、Kさん。
(「警察に届ける」って脅かしてみたら?)喉まで出掛かって引っ込めた言葉。
12月15日の年金受給の日まであと少し・・・。
「わたしだって少しは現金を持っていたいからね。」とKさんはため息をつく。
「わたしが行って話してやりたいよ」と言えば、
「あんたに来て話してもらいたいよ」と、Kさん。
うーん、でも、二人とも話が拡大し、もっと困った事態になることを恐れている。
《身体、壊さないようにね!》そっと、つぶやく・・・。
「通帳が見つからないから再発行してもらうのだけど・・・」90才のKさんからである。
翌日バッタリ会ったので事情を聞くと、「最近、部屋が物色されている」といい、「通帳は然るべきところにいつも置いてるのにどこを捜してもないので困っている」という。
「で、郵便局では何て?」
「『今年二度目ですから、もう一度良く探してみてください』って」
「そう・・・二度目なの・・。」
「それでね、昨日郵便局から帰ったら、失くしたはずの前の古い通帳が部屋に放っぽってあるんだよ、おかしいね。お姉さんが来るとそうなんだ」と、Kさん。
なんとなく想像がつく。お姉さん・・・息子の彼女の仕業。気がいい息子さんは彼女の言うなり。ただ、Kさんが前の彼女の仕打ちのひどさに《遊びに来るのは構わないけど家にだけは入れてくれるな》と懇願している模様。
それが気に入らないのか、お金に不足があってやっているのか・・・とにかく、これは犯罪だ。
とはいえ、赤の他人が介入できない出来事。
「困ったね」
「わたしはボケてなんかいられないよ」と、Kさん。
「わたしの部屋になんか入らないはずのお姉さんが『ばぁちゃんは何であんなにたくさん袋をぶら下げているんだ』って怒っていたよ、変だろう?」と、同意を求められ、小さく肯いた。
「でも、通帳が無いって言ったら、息子が珍しく小遣いくれたよ」と、Kさん。
(「警察に届ける」って脅かしてみたら?)喉まで出掛かって引っ込めた言葉。
12月15日の年金受給の日まであと少し・・・。
「わたしだって少しは現金を持っていたいからね。」とKさんはため息をつく。
「わたしが行って話してやりたいよ」と言えば、
「あんたに来て話してもらいたいよ」と、Kさん。
うーん、でも、二人とも話が拡大し、もっと困った事態になることを恐れている。
《身体、壊さないようにね!》そっと、つぶやく・・・。