残り少ない状況・・・あと数ページで終わってしまう推理小説、残り一口のケーキ、最後に残しておいたウニの軍艦巻き・・・あと少し・・この緊迫感、ドキドキ。
 終わりは見えているという寂しさ。

 わたしの人生・・・締め括り。
 のんびり為すがまま・・・早寝早起き、年配者型の時間サイクル。老眼も進み、何もかも見えずらい。衰退の一途の体力。ちょっと歩けばもうくたくた・・・情けないことこの上ないわが身の事情。

 あらゆることを計算しなおしても、もう大したことは出来ない。
 この条件を有効利用する術はあるのだろうか。

 大好きな縫い物も躊躇している。いっそ、買いためた布地などは思い切って整理処分を!(それが難しい・・・出して畳んで元通り)
 要するに身の回りはシンプルどころか、だんだん煩雑になってきている。
 えいっ、何も思わず、ただひたすら歩くこと・・・前に行く。
 それだけでいい・・・どこで終わってもいい・・・わたしが死んだら、なるべく燃えるゴミだけにするから、片付けて!
 
 残余の有効・・・残余は遊行で行く。