
『旅行者用折り畳み品』
レディ・メイド:アンダーウッド社タイプライターのカバー、高さ23㎝
カバーであるがカバー(アンダーウッド)のサインを見ただけで中身は知れるというものである。
しかし、そうだろうか。空、あるいは異なる物体が入っているかもしれないが大方は中身を確信する。
カバーの中身、本質には届かないにもかかわらず脳が中身を教えるのである。刻まれたデータによる確信はほぼ正解であり稀に・・・その低い確率の正当性は霧消する。
存在とは確率だろか、観念はほぼ正解であり並べて肯定されるものである。
異なる可能性は論外であって否定、除外を免れない。
《確信》への不信、肯定への否定を問うものである。
写真は『DUCHAMP』TASCHENよりジャニス・ミンク