伴侶を 失くした後の片づけは切ない。一年経ち少しづつ処分しているという友人。
テーブルセットを業者に持ち込んだら処分料を徴収されたという。イタリア製の皮張り、職人の大きく立派な手作り、惜しいけれど…と思う間もなく代金の請求。なんかがっかりしたという話。
通りがかりの(なんでも回収いたします)の声に頼んだら「はい、一万八千円」と言われ驚愕した人もいる。「いやならご自分で家に運び直してください」と。
確かに巨きな家具は邪魔である、今更眺める暮らしもなくシンプルイズベストの風潮。
わたしも安物の家具の処分は解体も出来ず(如何したものか)とジジババ健在の内からため息をついている。実家の片づけに息子たちは苦笑いするに違いない。あの世から(それだけは値打ちがあるの)と叫ぶわけにもいかない・・・とはいうものの貧相な我が家、別にどうということもなくあっさり片付けられてしまうに決まっている。それでいいと思う。未練の残るものなど一つもない淋しい人生である。