棚経の僧にくらしのこと聞かれ(関戸靖子)
棚経で訪れる坊さん、仏壇の様子を見るとその家の様子が即わかってしまうのか。
埃の有無、お線香、仏花の鮮度、設えの有無・・・(何となく日々ぼけて暮らしていると滞ることもママなわたし)
仏壇の在りようだけでそれとなく察する気配、変化は仏壇にまで及ぶかもしれない。
暮らしの事を聞かれた作者、思い当たることがあってハッとしたに違いない。日常における喜怒哀楽はそのまま仏壇の在りようにも影を落とすものなのかと、この歌を読んでドッキリ。
暮らしの事を聞いてくれるような坊さんは、きっと心細やかな僧侶に違いない。