わたしの中の(ローズ・セラヴィ)、ローズ・セラヴィの中のわたし。
 この混沌に何故、声を上げない?

 確かに息づくローズ・セラヴィはわたしの中の異物か? 神はアダムとイブだけを創り給うたのか。
 世界中が男と女という識別で収まりかえっているが、わたしはわたしの中で確かに息づくローズ・セラヴィを感じる。ゆえに、だから・・・何故、くしゃみをして現れ出ないのか。

 鳥かごの中の景、数の論理は約数に過ぎない。異物は例外でないことの証明に声を上げるべきである。知らないこと、目に見えない定かならぬ事実は隠蔽されたまま、思い込みという認識のまま正当化、律法化され人類の多くが認可する。

 世界は知るべき事実を見落としている。
『ローズ・セラヴィよ、何故くしゃみをしない?』は告発であり警告である。

 写真は『DUCHAMP』TASCHEN より。