至近でも横並びの家は見えない。ある日、シャッターが全て下りているのを見て胸騒ぎが過った。翌日も、さらに・・・。
 どのくらい日数が経ったかと思われた先日、カーテンが揺れている。
 チャイムを押すと、少し間をおいて息子さんが出てきた。彼女は独居・・・。

 ひどく動揺し、マンションを挟んだ隣家の息子さんなのに名前が飛んだ。
「今母は入院しています」と言う。

「なおちゃん(息子)の所か、病院かなぁと思っていたの」と言うと、「二か月も前に入院し、今はリハビリに励んでおり、話も出来る状態です」という。
「病院は?」(川崎市の方です)「じゃ救急車で行ったのね」(少し経ったら横須賀の方に転院してもらう予定です)と言う。

 交わした会話は三月のこと、町内会を抜けたいとの旨の報告・・・。

 変わって行く状況・・・お隣なのに何も知らなくてごめんなさい。早く帰って来てね。
「もう二ヶ月くらいかかると思います」と言う息子さんの言葉、待っているからね。