目前の空間を測る・・・彩色はなくモノトーン、形状は直線的に切り取られており人型は半分地中に埋まっている。
 棒状の長短ランダムな林立は障害物としての点在なのか、歩きづらい広がりである。
 精神的な展開模型とすれば、自身は半分拘束された不自由さがあるということかもしれない。拘束は言うまでもなく(観念)である。

 目を瞑り身体(感覚)で測る、目前の空間への認識は神的領域と考える他ない。有機的なものを極小に転化させた景色は私的であって鑑賞者の公然とした認識とはズレがある。

 肯定、譲歩、否定に揺れている。

 写真は「若林奮『飛揚と振動』展より