
《地表面の耐久性について》
地表面に設置されたものはすべて人為の建屋もしくは脅威(ガスなど)の物(気体、液体、固体かは不明)であり、目的の質の具体性は隠蔽されているが全体金属だと見受けられる。
作品は地表面に強力と思えるネジで止められている。
しかし地表面との接着は仮のものであり地表(土)にネジ(金属)は意味がない。
つまり、この物は単に置かれている乗っているに過ぎない。にもかかわらずこの設置においては地下深くまで組み立てられているという。どんなに深くても笑止、地表面にネジという接着に変わりがない構造である。
《地表面の耐久性》は地表と物との関係性にあるが、有る(存在)に於いて同等の関係ではないか。高い塔などにかかる圧(重力)とは異なり、破損は地表と共にあり、地表面の耐久性は共にある、つまり共存の関係である。
ただ地表面はやがて天変地異により変動していくかも知れず、その際には地表面より沈下していくことは間違いなく、材質の相違の理に従うものである。
作品は《時間》への問いである、計り知れない時の長さ(時間)への問いに鑑賞者は呆然と立ち尽くすのみである。
写真は「若林奮『飛揚と振動』展より