1‐2‐1『残り元素』

 古代から中世においては、元素とは万物(物質)の根源を為す不可欠な究極的要素。現代では《性質を包括する抽象的概念》を示す用語。(元素は原子の種類)

 鉄枠の上に手足の不足した(省略か)人間と戦闘機(壊れている?)、果て、結末の景である。
 空に浮かした景かもしれないが、これらが元素であると。

 足を上げているのだから死は免れた状況なのだろうか。
 戦禍、争いの続く人類の果ての予見か、「残り元素」。

《壊れかけた人間(人類)と壊れた戦闘機(人智)》世界の終末、残ったものの哀れは『未来予想図』かもしれない。

 写真は「若林奮『飛揚と振動』展より