
『1‐1‐7』[無題]
奇妙な形態、断片のようにも見える。連結の一部分は、しかし独立し作品として置かれている。つまり一部分を否定、(のような)確たる一世界表現である。
断ち切られた連鎖は何を意味するのだろう。然と立つというより辛うじて立っている、各所に奇妙な膨らみを見せて。
人間的に考えれば古代(原始)から続く一個の命であり、滑らかにはいかない複雑な哀楽の痛み等の突出とも置換できる。
危ういが平静を装い全力で留まっている。しかし客観的に眺めれば単にそこに在る(存在)しているに過ぎないのである。
写真は「若林奮『飛揚と振動』展より